頭皮の湿疹によるフケやかゆみの原因は何?その種類と対策とは

頭皮に赤い湿疹の様なものがポツポツ現れ、無意識に掻いてしまい、いつの間にか頭皮は傷だらけ。

頭皮の傷は炎症を起こし赤くなり、かさぶたの様なものが出来たと思ったら、今度は大量のフケが止まらない。

そんな経験はありませんか?

40代になったとたんに『頭皮のトラブルが増えたような気がする』との声が多いのですが、その理由は加齢が原因であると言われています。

確かに、若い時から頭皮のフケやかゆみが気にはなっていましたが、ひどくなることはありませんでした。

それが加齢によって悪化するのは、誰にも逆らえない事情ですね。

そこで、頭皮のトラブルでもある『頭皮湿疹』の原因を色々まとめてご紹介します。

 

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頭皮の湿疹がもたらすフケやかゆみ、その種類と特徴から原因を知る

頭皮に湿疹が出来て頭皮のかゆみがひどくなった時は、頭皮に何かしらの刺激による炎症が起きている可能性があります。

頭皮の湿疹はそのまま放置してしまいがちですが、もし、悪化してしまった場合は治療が長引いてしまうかも知れません。

まずは、頭皮の湿疹の原因を見つけ、その原因から最適な治療方法を探すことが大切です。

ご自分の頭皮のかゆみの原因を究明して、確実な治療を行いましょう。

 

中高年に多い『皮脂欠乏症』

皮脂欠乏症(乾皮症)は、皮膚の表面の脂が減少する事により、皮膚の水分が減少して乾燥を起こしてしまう皮膚炎です。

頭皮は、乾燥によりカサカサになり薄くひび割れたりして、細かくサラサラしたフケが目立つ様になります。

頭皮が乾燥すると外的要因の刺激を受けやすくなり、かゆみがひどくなることが多くあります。

さらに乾燥がひどくなると、頭皮はちょっとした刺激にも敏感に反応し、少しの擦れなどでもかゆみが出てしまいます。

乾燥した頭皮を掻いてしまうと、頭皮に傷がつき、炎症を悪化させてしまいます。

アレルギー反応による『接触皮膚炎』

接触皮膚炎とは、物質が皮膚に接触して、それが刺激やアレルギー反応となってかゆみを伴った湿疹が出ます。

簡単に言うと『かぶれ』とも呼ばれていて、接触した部分に紅斑(こうはん)が現れ、ひどい時は水ぶくれになります。

原因は、身の回りにあるもの全てと言っても良いのですが、例えば、化粧水や香水、シャンプーやコンディショナー、整髪料やカラーリング剤などです。

そもそも皮膚が弱い方や、肌のバリア機能が低下している時には発生しやすくなるので、注意が必要です。

アレルギーによる反応で発症しますので、原因物質が分からない内は、その物質を使用するたびに皮膚炎を繰り返してしまう可能性があります。

アレルギー体質による『アトピー性皮膚炎』

アトピー性皮膚炎は、もともとアレルギーを起こしやすい体質の方や、皮膚のバリア機能が弱い方に多く見られる慢性的な皮膚炎です。

皮膚のバリア機能が弱いため、外的要因の刺激に弱く、刺激の強いシャンプーやカラーリング剤、さらには紫外線等でもかゆみを引き起こします。

湿疹の特徴として、赤みがあり、じゅくじゅくしていて、掻くとリンパ液が出る事による黄色いかさぶたになることがあります。

かゆがひどい時に頭皮を掻きむしると、簡単に傷をつけてしまい、血液が固まって赤いかさぶたになることがあります。

主に、湿疹とかゆみが症状として多く、良くなったり悪くなったりを繰り返し、なかなか治らないのが特徴です。

皮脂の過剰分泌による『脂漏性皮膚炎』

頭皮の皮脂が過剰に分泌され、マラセチア菌というカビの一種でもある真菌が繁殖してしまう事で起きる皮膚炎です。

マラセチア菌は、誰もが持っている常在菌で、皮脂をエサとしており、皮脂の過剰分泌によってマラセチア菌も増殖してしまいます。

頭皮の皮脂が多くなっているために、脂分と水分によって角質がくっつき合い、大きい塊の様なフケが出ます

ひどくなると、頭皮に赤いかさぶたができ、湿疹やかゆみを引き起こします。

 

頭皮の湿疹によるフケやかゆみを改善するための方法や対策

 湿疹を直すためには、頭皮を正常な状態に戻す必要がありますが、我慢できないかゆみを伴う事が多く、無意識に掻きむしってしまいます。湿疹ができ、掻きむしり、傷をつけるという悪循環となり、治りにくくなってしまいます。

傷ついた頭皮はターンオーバーがうまく行かずバリア機能が低下してしまいます。そうすると外的要因の刺激に弱くなり、さらに湿疹やかゆみの原因となってしまいます。

この様な湿疹によるかゆみを直すためには、病院に行くことが先決です。

病院とは言っても皮膚科の有る病院か、皮膚科専門のクリニックを受診する様にしましょう。

病院を受診して症状に合った医薬品を処方してもらうのが治療の近道です。

処方してもらえる薬は、市販では購入できない効果の期待できるものが多いです。

直接塗る外用薬や飲み薬の内服薬などありますが、まずは軟膏の様な外用薬で症状を抑える事がほとんどです。

良く使用されるステロイド剤は、その症状に合わせて効果の強さを選ぶので、医師の診断が必要です。

このステロイド剤のかゆみへの効果は期待できますが、たまに薬による湿疹やかゆみを出してしまう方も居ます。

しかし、薬が合わずに薬による湿疹がでたとしても、医師、薬剤師に相談できるので安心です。

病院で処方される症状別のお薬

皮脂欠乏症には、ヒルドイドやケラチナミン、ワセリン等の保湿剤を処方してもらえます。治療を進める中で、かゆみがひどくどうしても書いてしまう場合は、ステロイド剤を処方する事もあります。

 

接触皮膚炎には、アレルギーの原因物質を探すために、対象となる物質を背中などに貼ってパッチテストを行います。アレルギーの原因が、シャンプーや整髪料、カラーリング剤である場合、その原因物質を使用しない事で炎症を避ける事ができ、皮膚炎を起こすことが無くなります。

 

アトピー性皮膚炎には、ひどいかゆみを抑えるために、ステロイド剤が処方されることが多いです。医師の指示に従い、ステロイド剤を正しく使用する事でかゆみが減少し、それと同時にしっかりと保湿を行う事で、正常な皮膚を取り戻していきます。

 

脂漏性皮膚炎は、抗真菌剤や炎症を抑える薬が処方されることが多いです。かゆみがひどい場合はステロイド剤や抗ヒスタミン剤でかゆみを抑える必要があります。

 

頭皮の湿疹によるフケやかゆみは日常生活の改善も必要

病院で処方された薬は、適切に使う事が大切です。さらに、日常生活の中で湿疹の原因となる部分を改善する事も非常に大切です。

シャンプーは洗浄力の強いものを避ける事、シャンプーの後はしっかりと髪の毛や頭皮を乾かす事で、雑菌の繁殖を防ぐことが出来ます。

また、食事は油っこいものを避け、軽い運動を行い、質の良い睡眠を心がけ、ストレスをしっかり解消する事で、体のバランスとともに皮膚の状態も整います。

また、紫外線や汗そのものも刺激になる場合がありますので、帽子をかぶる、こまめに汗を拭いて清潔に保つなどの対策をしましょう。

湿疹を伴うかゆみは、少しでも早く皮膚科を受診して診断をつけてもらう事が大切ですが、どうしても行く暇がないという方は、市販薬で一時的に対処する事も可能です。

皮膚炎の症状別自宅ケア対策

皮脂欠乏症(乾皮症)は、乾燥する事によってバリア機能が低下してしまうため、保湿対策をしっかりする事が必要です。

まず、皮膚にうるおいを与える塗り薬などを朝晩2回はぬりましょう。特にお風呂上りが効果的です。

お風呂の時に過度な洗髪を行わない事が乾燥の予防になります。

また、洗い流す時にお湯が厚すぎると、頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまいますので、ぬるめのお湯を使用しましょう。

髪の毛を乾かす時も、ドライヤーで頭皮を直接乾かさない様にして乾燥を防ぎ、頭皮用の化粧水などで保湿対策をする事が大切です。

 

接触皮膚炎は、アレルギーが原因ですので、アレルギー反応を起こしたシャンプーや整髪料、カラーリング剤などは使用しないでください。

その他の物質によるアレルギーも考えられますので、何が原因なのかをはっきりとさせる事が大切です。

一時的に頭皮が敏感になり、起きてしまった皮膚炎であれば、かゆみはすぐに収まります。

一時的なものであったとしても、シャンプーや整髪料の洗い残しは炎症の原因になってしまいますので、洗い残しに注意してしっかりとすすいでください。

また、一時的なものとしても、頭皮にかゆみや湿疹が残っている状態でのカラーリングは控えるようにしましょう。

 

アトピー性皮膚炎は、バリア機能の弱い肌の方が多いので、肌を正常に保つための保湿を欠かさない様にしましょう。

しかし、寒い季節や空気の乾燥により、肌が敏感な状態になりやすく、激しいかゆみを伴ってしまうのが特徴です。

頭皮の乾燥を防ぐ為にも、強い刺激があり、洗浄力の強いシャンプーは使用しない様にしましょう。

かゆみが起こると、自分ではどうする事も出来ず悪化してしまう事が多いので、症状がひどくなる前に病院を受診する事が必要です。

 

脂漏性皮膚は、治るまでの期間が長く、慢性化する可能性が高い病気です。

シャンプーなどは、刺激の強いものや洗浄力の高いものを避けるようにしましょう。

頭皮にかさぶたが出来ている時は、爪などではがしたりすると傷をつけ雑菌が侵入して悪化する事もありますので、無理にはがさずに自然とはがれるのを待ちましょう。

慢性化する事が多いので、再発を防ぐ為にシャンプーを変え、食生活を改善し、しっかりと睡眠を取る等の生活改善によって、皮脂のバランスを保つことが大切です。

 

まとめ

頭皮の湿疹によって、フケやかゆみが起きてしまった場合は、まず病院に行く選択をしてみましょう。

病院を受診したからと言って完全に薬に頼ってはいけません。

体の中を整え、肌に優しいシャンプーを使用するという事などで、自宅での予防は可能です。

病院からもらった処方薬と自宅でのケアを一緒に行う事で、再発の防止や症状の改善につながる事でしょう。

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